このような疑問を解決していきます。
現在、日本国内だけでなく世界でも注目を浴びているウイスキーであるイチローズモルト。
価格は比較的高価帯ではあるものの、味や香りの観点で見ると世界最高峰レベルで、市販店ではなかなか見かけることができない銘柄の1つです。
今回は、そのような人気のウイスキー”イチローズモルト”について、さらにはその中でもおすすめの種類を紹介していきます。
- イチローズモルトって何?
- 自分に合うイチローズモルトの選び方
- おすすめのイチローズモルト10選
イチローズモルトって何?
イチローズモルトは2007年11月より埼玉県”秩父蒸留所”で生産されているウイスキーでして、世界から注目を浴びるベンチャー企業です。
現在では、イチローズモルトと名前がついているものから10年前に発売されているものまで全てにおいて入手困難になっています。
数量がそもそも多くないという点から、入手困難にはなっているものの、ウイスキーとしての実力は世界を見てもトップレベルでもあり、人気な銘柄となります。
また、イチローズモルトという名前は、創業者である”肥土伊知郎(あくといちろう)氏”の名前が由来で、前:東亜酒造設立者の孫にあたる酒造家庭の1人です。
自分に合うイチローズモルトの選び方
イチローズモルトは他のウイスキー銘柄と違って、種類が豊富で限定品のものを含めるとなかなか追えないほどのものがあります。
ですので、ここでは自分に合うイチローズモルトを選ぶための方法について紹介していきます。ぜひ、ご参考ください。
選び方1,原料や製造方法
イチローズモルトと一言で言っても、1本1本によって原料が変わっていたり、製造方法が違っています。
製造方法については少しややこしいので、下記では原料にのみ絞って解説すると↓
- モルトウイスキー
- グレーンウイスキー
- ブレンデッドウイスキー
の、3つです。
これは他のウイスキーにも言えることでして、イチローズモルトは様々な配合をしたり、下記で紹介するように樽熟成なども分けられております。
そのため、1本ずつ個性が強く色々な風味のものがありますので、その点だけを見ても選ぶのも良いですし、飲み比べするのも楽しめる銘柄と言えるでしょう。
選び方2,熟成年数
イチローズモルトはスコットランドや世界の規格である樽熟成を3年以上おこなっているものを選んでボトル詰めされています。
そんな中でも、種類によっては10年熟成されているものがあったり、20年熟成されているものがあるなど熟成年数が大きく変わってきます。
しかし、現在通常販売モデルに関しては、年数表記のものは販売されておりません。
昔のものや限定品などであれば熟成年数が書かれているものがあるため、長熟が欲しいのであれば、楽天市場やYahoo!ショップをチェックしてみてください。
価格に関してはプレ値状態でして、約10万円を超えるものがザラにあるので、購入する際は必ず確認した上で購入しましょう。
選び方3,熟成樽の違いもチェック
イチローズモルトは樽熟成も豊富でラベルなどにも、表現されていまして、一番分かりやすいのがワイン樽で熟成されたものです。↓
- ミズナラ樽
- バーボン樽
- シェリー樽
などが、あります。
1つ1つは明記されていないものの、イチローズモルトといえばミズナラ樽のイメージが強いといえます。
ですので、自分に合う味を既に見つけている方は、何樽で熟成しているのかを確認して好きなイチローズモルトを選ぶようにしましょう。
選び方4,限定品
イチローズモルトは記念品や限定品などを多く販売しており、名前を挙げるとかなりの数になってしまうほどです。
まず、普通には追いかけることができないほどで、もし発見したとしても既に販売終了していたりするため、普通に購入できません。
もちろん、プレ値と言っても莫大なお金(1億レベル)を持っているのであれば購入可能です。
<有名な限定イチローズモルト>
- リミテッドエディション
- 秩父表記シリーズ
- トランプ(カード)シリーズ
- 他蒸留所とのコラボ
これらはこれから発売される見込みがないため、レア度は高く安いもので10万円〜、高いものになると100万円を超えます。
このレベルになると、飲むものというよりもアート作品のようなものに近くなりますね。
おすすめのイチローズモルト10選
イチローズモルトは上記でも紹介してきましたが、ウイスキー好きも追いかけることができないほど色々な種類が販売されています。
そのため、その中でも定番品で買えるものからこれは飲んだ方が良いというものを選抜して10本ほど紹介していきます。
おすすめ1,ホワイトラベル
白のパッケージが印象的なイチローズモルトで、いわゆる定番モデルになります。
秩父蒸留所で熟成された9種類のモルト&グレーンで構成され、かなりバランスが良いため、どんな飲み方をしても最高です。
特に、ハイボールで飲むのが一番おすすめで、さっぱりとした雰囲気に甘くまろやかな味わいなため、どんな方にも合う1本と言えます。
イチローズモルトシリーズの中では比較的購入しやすく、価格も安めですので、入門者の方はとりあえずホワイトラベルを選べば間違いありません。
容量 | 700ml |
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度数 | 46度 |
原材料 | モルト&グレーン |
価格 | 約4,000円 |
おすすめ2,クラシカルエディション
黒ラベルでカッコいいのがクラシカルエディションでして、世界五大ウイスキーを使用し、モルト原酒を高めたウイスキーです。
スモーキーで複雑な香りを味わえ、余韻では七色に変化するため、ゆっくり時間と共に楽しめるでしょう。
アルコールは48度とイチローズモルトシリーズの中では、比較的高めではあるものの、全然そんなことを感じさせないほどまろやかな仕上がりになっています。
容量 | 700ml |
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度数 | 48度 |
原材料 | モルト、グレーン |
価格 | 約7,700円 |
おすすめ3,ワインウッドリザーブ
赤ラベルが印象的なワインウッドリザーブは名前のまんまで、ワイン樽で熟成されたウイスキーになります。
モルト100%で作られたピュアモルトで1つ1つの個性が強く複雑な味わいになっていますが、さらにワイン樽で熟成した良さも強く感じることができます。
さらに、華やかさ甘さを兼ね備えており、非常に飲みやすいバランスの良いウイスキーです。
容量 | 700ml |
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度数 | 46度 |
原材料 | ピュアモルト |
価格 | 約8,800円 |
おすすめ4,ミズナラウッドリザーブ
ピート香の強い複数の原酒を使用し、ミズナラ樽で熟成されたのが、こちらの”ミズナラウッドリザーブ”になります。
ピート香が強いモルトを使用しているため、華やかな甘さを醸し出し、さらにミズナラ樽の良い香りも重なりかなりレベルの高い1本です。
そもそも、ミズナラ樽のウイスキーは希少性が高く高価になりがちではあるものの、こちらは1万~1.5万ほどで購入できるため比較的コスパ◎といえるでしょう。
容量 | 700ml |
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度数 | 46度 |
原材料 | ピュアモルト |
価格 | 約8,800円 |
おすすめ5,ダブルディスティラリーズ
イチローズモルトの通常販売のもの中で唯一の純ジャパニーズウイスキーが、この黄緑ラベルのダブルディスティラリーズになります。
羽生蒸留所と秩父蒸留所のモルト原酒で作られており、シェリー樽とミズナラ樽で熟成された原酒がブレンドされております。
味は蜜のような甘さに加え、スパイシー感がある非常に飲みごたえがある1本です。
容量 | 700ml |
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度数 | 46度 |
原材料 | ピュアモルト |
価格 | 約8,800円 |
おすすめ6,ワールドブレンデッド:リミテッドエディション
2008年の創業時から熟成されたウイスキーの中から厳選された原酒をキーモルトに、モルトとグレーンをバランスよくブレンドされている1本。
青ラベルが印象的で、まろやかな酸味に上品な甘さの綿菓子のような風味で、熟成感から来る樽感も適度に感じることができます。
非常に飲みやすく、ストレートやロックはもちろん水割りやハイボールなどでも美味しく飲むことが可能です。
容量 | 700ml |
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度数 | 48度 |
原材料 | モルト、グレーン |
価格 | 約11,000円 |
おすすめ7,ワールドブレンデッド505
元々、市販では販売されておらず飲食店(バー、スナック)限定で販売されていたもので、なかなか飲むことができなかった1本と言っても良いでしょう。
さらに、現在では終売していて通常では購入することもできないため、手軽に飲むことはできません。
しかし、プレ値にはなってしまうものの、楽天さんなども扱っているので、飲みたい方は検討してみてください。
容量 | 700ml |
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度数 | 50.5度 |
原材料 | モルト、グレーン |
価格 | 約20,000円 |
おすすめ8,秩父10年 ザ・ファースト テン
創業から約12年経ち、満を持して販売された年数ものの1本で、5,000本しかボトリングがされていません。
そのため、限定品で定価20,000円ほどではあるものの、現在は約10万円に高騰中。
流石の初年数ものであるため、価格も高騰は続けると見られるため、飲みたい方はBarなどで飲むのがおすすめです。
もちろん、費用がある方は楽天などでも購入できますので、ぜひご検討ください。
容量 | 700ml |
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度数 | 50.5度 |
原材料 | モルト |
価格 | 約10万円 |
おすすめ9,ダブルディスティラリーズ 秩父×駒ヶ岳
秩父蒸留所を運営するイチローズモルトと駒ヶ岳シリーズを販売しているマルス蒸留との伝説的コラボウイスキーです。
スコットランドなどでは、蒸留所同士でブレンドして発売されているものがあるのですが、日本にはあまりジャパニーズウイスキー同士でコラボするのはありません。
ですので、その点だけでもかなりレアなのにも関わらず、本数も限定で発売されているのでプレ値でしか購入はできないでしょう。
とは言っても、現在であれば約50,000円程度で購入できるので、レア度や風味などを加味するとコスパが良いかもしれません。
容量 | 700ml |
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度数 | 53度 |
原材料 | モルト |
価格 | 約50,000円 |
おすすめ10,秩父ザ・ピーテッド
秩父蒸留のシングルモルトで、適度なピート香がし味わいは軽やかな甘いがあり、余韻まで良い雰囲気で楽しむことができる1本。
そもそも、イチローズモルトのシングルモルトがかなり貴重ですし、今後も同じように販売するのかは分かりません。
定価は約15,000円と元から高価な部類には入りますが、相場も約35,000円と落ち着いているので、まだ限定品の中では購入できる価格でしょう。
容量 | 700ml |
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度数 | 55.5度 |
原材料 | シングルモルト |
価格 | 約35,000円 |
まとめ
イチローズモルトはウイスキーに関わっていると必ず外すことができないジャパニーズウイスキーで、日本だけでなく世界中で注目されているウイスキーです。
現在販売されているイチローズモルトは少ないものの、どれも間違いなく美味しいですし、世界トップレベルでしょう。
しかし、なかなか手に入れることができないので、飲みたい方は多少プレ値にはなるもののamazonや楽天などで探してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
他にもお酒に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。