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ワインのペアリングって何!?|マリアージュとの違いも紹介

おじさん
おじさん
ワインのペアリングって聞くけど何なの?
おばさん
おばさん
ペアリングを選ぶ際に意識すべきことは?

このような疑問を解決していきます。

「ワインのペアリングって何!?|マリアージュとの違いも紹介」では、ワインと料理の組み合わせ「ペアリング」の魅力とその基本を解説します。

さらに、より深い組み合わせの概念である「マリアージュ」との違いにも触れ、どのようにしてワインと料理が互いに影響し合い、味わいを高め合うのかについて紹介します。

この記事を通じて、ワインと料理の調和の選び方や楽しみ方などを知ることができますので、ぜひ最後までご覧ください。

本記事の内容

・ワインのペアリングって何!?
・適切なペアリングの選び方
・おすすめのペアリング料理

ワインのペアリングって何!?

ワインのペアリングとは、特定の料理とそれに合うワインを組み合わせることを指します。

このプロセスの目的は、料理とワインの風味が互いに補完し合い、全体としての味わい体験を高めることです。

良いペアリングでは、料理の風味がワインの特徴を引き立て、またその逆も同様に引き立てることができます。

ペアリングとマリアージュの違い

ペアリングとマリアージュは、料理と飲み物の組み合わせに関する用語で、しばしば似たような意味合いで使われますが、微妙な違いがあります。

違い1,焦点

ペアリングとマリアージュの違い1つ目は「焦点」です。

ペアリングは非常に幅広い言葉で、ワイン以外の一般的な飲み物(ビール、カクテル)などの組み合わせ全般に使用されます。

その点マリアージュは、ワインと料理との組み合わせに焦点を絞った言葉で、ワインの専門用語として知られています。

例でわかりやすくいうと、地球と括るのがペアリングで世界と括るのがマリアージュと思っていただければ分かりやすいでしょう。※微妙かな…。

違い2,組み合わせの関係性

ペアリングとマリアージュの違い2つ目は「組み合わせの関係性」です。

ペアリングは飲み物と料理との組み合わせが、お互いの相乗効果目的とされ、1+1=3を目的とした組み合わせの際に使います。

逆に、マリアージュはフランス語の「結婚」から来ており、相乗効果よりもワインと料理が完璧に合致して一体化するという意味合いが強くあります。

例で分かりやすくいうと、ペアリングはライバルでありお互いが切磋琢磨していく関係で、マリアージュは結婚で一つになるという感じでしょう。※間違いない…。

ワインのペアリングを適切に選ぶ方法

ワインのペアリングを選ぶ際に考慮すべき4つの重要な要素は下記の通りです。

適切なペアリングは、料理とワインの風味が互いに補完し合い、一方が他方を引き立てることで、それぞれ単独では得られない豊かな味わい体験を得ることができます。

選び方1,風味の強度を合わせる

ワインのペアリングを選ぶ際に意識すべきこと1つ目は「風味の強度を合わせる」です。

適切なワインは料理の隠れた風味を引き出し、より深みや複雑さを加えることができます。

料理の脂質、酸味、塩味: 料理の脂質の多さにはタンニンの高い赤ワイン、酸味が強い料理には酸味が高いワイン、塩分が多い料理には少し甘みのあるワインが良く合います。

選び方2,ワインの特性

ワインのペアリングを選ぶ際に意識すべきこと2つ目は「ワインの特性」です。

ワインのボディ、酸度、甘み、タンニン、香りなどの特性を理解し、これらが料理の特徴とどのように合うかを考えます。

選び方3,地域の組み合わせを考慮

ワインのペアリングを選ぶ際に意識すべきこと3つ目は「地域の組み合わせを考慮」です。

通常、同じ地域の料理とワインはよく合います(例:イタリアン料理にイタリアワイン)。地域の食文化はその地域のワインと調和していることが多いです。

特定の地域の料理とワインのペアリングは、その地域の文化や伝統を味わうことにもつながり、食文化に対する理解を深めることができます。

選び方4,個人の好みと実験

ワインのペアリングを選ぶ際に意識すべきこと4つ目は「個人の好みと実験」です。

最終的には個人の好みが最も重要です。既成概念にとらわれず、様々な組み合わせを試してみることで、新しいお気に入りのペアリングを発見することができます。

ワインと料理のペアリングは、バランスと調和を重視しながら、自分の好みや新しい組み合わせを探求する楽しい過程です。

ワインのペアリングにおすすめの料理

どのワインのペアリングにも比較的合うと言われる万能な料理は、そのバランスの良い風味と柔軟性により、さまざまな種類のワインと良く合います。

以下の3つの料理は多くのワインと相性が良いとされています。

おすすめ1,鶏肉のロースト

シンプルな調理法の鶏肉のローストは、その柔らかさと中立的な味わいで、赤ワインから白ワインまで幅広いワインとのペアリングに適しています。

ハーブやスパイスの使用によって、さらに多くのワインと合わせることができます。

鶏肉のローストを作る材料&レシピ

材料

鶏もも肉または丸鶏:1羽(丸鶏の場合は約1.5kgが適切)
オリーブオイル:大さじ2
塩:小さじ1(または好みに応じて)
黒コショウ:適量
にんにく:2片(みじん切り)
ローズマリーまたはタイム:数枝(新鮮なものが望ましい)

手順
準備

オーブンを190°Cに予熱します。
鶏肉は室温に戻し、余分な水分をペーパータオルで拭き取ります。

味付け

鶏肉の全体にオリーブオイルを塗り、塩と黒コショウで均等に味付けします。
にんにくとハーブを鶏肉の内側に入れます。

ロースト

鶏肉をオーブン用の皿に置き、予熱したオーブンで約1時間(丸鶏の場合)または鶏もも肉の場合は約30~40分焼きます。途中、鶏肉から出る肉汁を数回、上からかけると良いです。
鶏肉の内部温度が75°Cに達したら、オーブンから取り出します。

休ませる

オーブンから出した鶏肉を10分ほど休ませます。これにより肉汁が均等に行き渡り、ジューシーさが増します。

盛り付け

休ませた鶏肉を切り分け、好みでハーブを添えて盛り付けます。

おすすめ2,チーズ料理

チーズはその多様性と味わいの幅広さにより、多くのワインとのペアリングに最適です。

ハードチーズは赤ワインと、ソフトチーズは白ワインやスパークリングワインと特に良く合います。

ワインに合うチーズ料理レシピ

ワインに合うチーズ料理として、「チーズフォンデュ」は非常に人気があります。

これは、さまざまな種類のワインとのペアリングが楽しめるクラシックな料理です。以下に基本的なチーズフォンデュのレシピを紹介します。

材料(4人分)

グリュイエールチーズ:200g
エメンタールチーズ:200g
コーンスターチ:大さじ1
にんにく:1片
白ワイン:1カップ
レモン汁:少々
ナツメグ:少々
塩、黒コショウ:各少々
バゲットまたは他のパン(角切り):適量
野菜(ブロッコリーや人参など、お好みで):適量

手順
チーズの準備

グリュイエールチーズとエメンタールチーズを細かくすりおろし、コーンスターチと混ぜ合わせます。

フォンデュポットの準備

フォンデュポットの内側をにんにくでこすり、香りをつけます。

チーズを溶かす

フォンデュポットに白ワインとレモン汁を入れて温め、少しずつチーズを加えながら、滑らかになるまで弱火で混ぜ続けます。

味付け

ナツメグ、塩、黒コショウで味を調えます。

サーブ

フォンデュポットをテーブルに置き、角切りにしたバゲットやお好みの野菜をチーズに浸しながら楽しみます。

おすすめ3,グリルド・サーモン

サーモンはその豊かな味わいとしっとりとした食感で、ピノ・ノワールやシャルドネなどの赤ワインや白ワインとも良く合います。

軽めの赤ワインからリッチな白ワインまで、幅広いペアリングが可能です。

グリルド・サーモンを作る材料&レシピ

ワインに合うグリルド・サーモンのレシピを紹介します。

材料(4人分)

サーモンフィレ:4切れ
オリーブオイル:大さじ2
レモン汁:大さじ1
にんにく(みじん切り):2片
塩:小さじ1(または好みに応じて)
黒コショウ:少々
ハーブ(ディルまたはタイム):適量

手順
下準備

サーモンフィレを室温に戻します。
オリーブオイル、レモン汁、みじん切りにしたにんにく、塩、黒コショウを混ぜ合わせてマリネ液を作ります。

マリネ

サーモンフィレにマリネ液を塗り、少なくとも30分間冷蔵庫で味をなじませます。

グリル準備

グリルパンまたはバーベキューグリルを中火で温めます。

グリル

グリルパンにサーモンを皮側から置き、片面がきつね色になるまで焼きます(約4~5分)。
サーモンを反対側にひっくり返し、もう片面も焼きます。

ハーブを加える

焼き上がったサーモンに新鮮なハーブを散らします。

盛り付け

サーモンを皿に盛り付け、レモンのスライスや追加のハーブで飾ります。

まとめ

この記事ではワインのペアリングの基本とその重要性を紹介し、料理とワインの相乗効果について解説しました。

また、ペアリングとマリアージュの違いやワインのペアリングを選ぶ際に意識することで、ワインの品種の特性を知ったり、料理との風味を意識したりすることができ、さらに相性良く飲むことができます。

この記事で紹介した内容を頭に入れておくことで、食事とワインの組み合わせをより深く理解し、実際ワインを嗜む際に楽しむことができるでしょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

他にも、お酒に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。

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