ウイスキー

アードベッグ10年(TEN)を飲んでみた感想|特徴や比較なども紹介

おじさん
おじさん
良く耳にするアードベッグ10年ってどんなウイスキー?
おばさん
おばさん
他の、ウイスキーと比べて何が違うの?

このような疑問を解決していきます。

ウイスキーの中でも人気を博している1本である”アードベッグ10年”はクセが強いと有名で人気の反面嫌いな人も多いと言われるウイスキーです。

下記では、そんなアードベッグ10年を実際に色々な飲み方で飲んでみた感想(レビュー)や、他のアードベッグシリーズとの比較なども紹介していきます。

これからアードベッグに挑戦しようと思っている人には、TEN(10年)はおすすめですので、ぜひこの記事を読んで参考にしてみてください。

本記事の内容
  • アードベッグ10年について
  • アードベッグ10年を飲んだ感想
  • アードベッグの他定番品との比較
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アードベッグ10年について

アードベッグ10年は、人気なアードベッグシリーズの1本で、アードベッグの中では1番人気と言っても過言ではないでしょう。

そんな、アードベッグ10年は、スコットランドのアイラ島で作られているシングルモルトウイスキーで10年以上熟成されたもので構成されています。

この10年は他の、アードベッグシリーズ同様、塩味と煙っぽいスモーキーな味が特徴でウイスキーの中でもダントツでクセのある1本です。

よく分かり易い例えで表現されるのが独特な匂いがする”正露丸”になります。

正露丸を飲んだことがある人は分かると思いますが、非常に強い匂いのする薬ですが、アードベッグ10年はこれと同様の匂いや味がします。

もちろん、奥にはフルーティーを感じるものの、飲む初めはほぼ正露丸です。

アードベッグ10年を飲んだ感想

上記では正露丸と表現しましたが、これだけでは誰も飲みたいと思わないでしょう。

ですので、下記では筆者が実際にアードベッグ10年を飲んでみた感想を、4つの飲み方に分けて紹介していきます。

筆者の感想の前に、公式さんが発表しているアードベッグ10年のティスティングノートを引用させていただきましたので、ご覧ください。↓

<公式ティスティングノート>

香り
爽やかで海を思わせるヨード香、燻製魚、炭焼コーヒーの香りに、柑橘系の果実の香りが加わる。
チョコレートとタフィーの甘さ、シナモンスパイス、薬品のようなフェノールの香りが魅力的に入り混じっている。


口当たりは、最初少しぴりっとした刺激があり、その後重厚感が現れ甘美な味わい。
フィニッシュはドライ。タバコの煙とエスプレッソコーヒーのフレーバーとともに、深みのあるピート香が口一杯に広がる。

余韻
余韻は長く豊かでスモーキー。砕いたピートや麦芽の甘みが残る。

※引用:Ardbeg Japan公式サイト

以下では、ストレートから順にコークハイまで紹介していきます。

ストレート

ストレートウイスキーの画像

まず、ストレートで飲んだ感想は以下の通りです。↓

ストレートで飲むと、やはりガツンと正露丸?スモーキー?が感じられ、グッとはなるものの奥にはフルーティーで複雑な余韻。

正露丸と一言で言っても、嫌な感じでは一切なく、歴史があり色々試行錯誤されて作られているためなぜか飲んでしまうほどハマるでしょう。

特に、アードベッグに一度慣れると、他のウイスキーが物足りなくなってしまい、ストレートを求めてしまいます。合法な薬と言っても良いほどです。

ロック

ロックウイスキーの画像

次に、ロックで飲んだ感想は以下の通りです。↓

アードベッグ10年をロックで飲むと、本来のピート香がグンと顔を出すのですが、甘味も強く現れ、アードベギャンにとっては最高な飲み方と言えます。

この飲み方であればおつまみがあれば最高でして、生ハムはもちろんナッツも◎です。

しかし、ストレートと同様クセは間違いなく強く感じますので、まずはハイボールやコークハイで慣れてからの方がおすすめと言えます。

ハイボール

ハイボールの画像

人気なハイボールで飲んだ感想は以下の通りです。↓

アードベッグ10年のハイボールは、スモーキーさを中心に感じることができ、クセも比較的抑えめですので、かなり飲みやすく安定しています。※甘さもある。

アードベッグは基本的にどの飲み方をしても美味しいのですが、筆者的にはハイボールで飲むのが1番美味しく飲むことができます。

この飲み方は、アードベッグの個性を感じることができる上に、ストレートやロックと比べてグビグビと飲めますし、良いところをメインに味わえます。

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コークハイ

コークハイの画像

最後に、コークハイで飲んだ感想は以下の通りです。↓

ハイボールのソーダ割と違って、コーラ本来の甘味などがあり、アードベッグのクセなどはある程度薄れます。

しかし、その分アードベッグが好きな方からすると、個性が薄れてむしろ嫌な感じはすると思いますが、初めてアードベッグ10年を飲む方にはおすすめです。

薄れるとは言っても、アードベッグ本来のスモーキーさは残っており、それがコーラと混ざると色はイソジン、味も薬っぽい感じで好き嫌いは分かれるでしょう。

<1番おすすめの飲み方>

アードベギャンと呼ばれるアードベッグを毎日飲むような方は、ストレートが100%おすすめと言えます。
しかし、もし飲み始めたばかり…と言う方は、ロックもしくは水割りがおすすめです。
さらに、1番最初にアードベッグを飲むと言う方に関しては、ハイボールもしくはコークハイをおすすめします。なるべく、クセを薄めると飲める可能性も上がるかも?

アードベッグの他定番品との比較

今回は、アードベッグ10年について紹介してきましたが、アードベッグは他にも色々な種類を販売しています。

中には限定品もありますので、ここでは定番品として販売している他の3種を簡単に比較していきます。↓

<アードベッグの比較表>

商品名 10年 ウィー・ビースティー5年 ウーダガール コリーヴレッカン
画像
容量 700ml 700ml 700ml 700ml
度数 46% 47.4% 54.2% 57.1%
  • アメリカンオーク樽
  • バーボン樽
  • オロロソシェリー樽
  • アメリカンオーク樽
  • ヨーロピアンオーク樽
  • アメリカンオーク樽
  • フレンチオーク新樽
色味 淡いゴールド 明るいゴールド 濃厚なゴールド 深い琥珀色
口に当たるとピリッとした刺激に、
独特なスモーキーさに重厚感がある
甘みを感じることができる。
チョコレートの甘い風味が爆発する
ものの、スモーキーさも嫌な感じを
させず飲みやすい風味だが、
若さを感じる部分がある。
甘さとスパイシーさが絶妙な
バランスでブレンドされ、上品な
味わいはもちろん、
ハチミツの
ようなコクも感じることができる。
濃いビターな感じの深い味わいに、
フルーティーな爽やかさに黒胡椒の
ようなスパイシーさを味わえます。
香り スモーキーで爽やかな塩の香りに、
チョコレートのような甘さを表し、
薬品のような香りが混ざる複雑な香り
バニラや梨を中心に感じることが
でき、アードベッグらしいスモーキー
さも感じることができる。
甘くケーキのような香りに革製品の
香りを感じることができ、
スモーキーさは強いもののハ
チミツのような深い香りも顔を出す。
黒糖のような焦げた甘い香りに
ペッパー+甘めなチェリーやブルー
ベリーのフルティーさを感じられます。
価格 約7,000円 約5,500円 約10,000円 約11,000円

と、こんな感じです。

どれも特徴があり、飲みごたえのあるものばかりですので、10年も良いですが、他の3種類もぜひ確認してみてください。

価格は比較的高級ラインにはなるものの、間違いなく価格相応の味ですので、どれを購入しても気にいるでしょう。※もちろん、アードベギャンに限ります。

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アードベッグ10年は品薄?終売?

アードベッグ10年は、スーパーや酒屋でも置いていないことが多く、人気な商品だけになかなか購入できないという声が聞こえてきます。

これは、ただ品薄なのか、実際に終売しているからなのかと疑問に思う方もいると思いますが、結論は品薄です。※2023年4月11日

と、言うのもアードベッグさんのHPでは未だに商品が掲示されていますし、酒屋さんの卸さんでも未だに納入されるそうなので、終売ではありません。

人気なので、そもそも酒屋さんなどに並ばないと言うことが主ではあるものの、ネットなどでは手軽に定価で購入可能ですので、まだ買えるウイスキーです。

アードベッグ10年は”まずい”って本当なの?

ネット上や世間の声を聞くと、アードベッグ10年は”まずい”という声や噂が聞こえてきます。

これが本当なのか?ということですが、結論を言うと=普通にまずいと思う人は多く、むしろ美味しいと思う人の方が少ないでしょう。

と、いうのも上記で散々紹介してきましたが、アードベッグはシリーズ全体で見てもクセが強いものが多く、ウイスキー好きでも限られた人のみが飲めます。

そのため、初めてアードベッグ10年を飲んだ人は、一言目に”まずい”と発します。

筆者自身も現在は普通に美味しいと飲むことができますが、初めはクセが強すぎて一向に減らなかったことを覚えています。

ですので、まずいと言うのは事実ではあるものの、好きな人にとっては離れられない1本と言っても過言ではありません。

まとめ

アードベッグ10年は結論から言うと、初心者さんが飲むウイスキーではなく、ある程度ウイスキーに慣れた人が飲むべき1本です。

しかし、初心者の段階からアードベッグを飲めるのであれば、これから先に出てくるウイスキーのどれも美味しく感じるでしょう。

それほど強烈なクセのあるウイスキーではありますが、慣れるとめちゃくちゃ美味しく無くてはならない1本になります。

ハマると怖いと言っても良いほどハマるので、その点はご注意くださいね!!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

他にも、お酒に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。

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