このような疑問を解決します。
ウイスキーは、現在でも色々な種類に分けることができるお酒の1種なのですが、昔にはもっと種類が細分化されていました。
その中でも、有名なのが”特級”表記でして、ウイスキー好きには現代のものよりも美味しいと有名で価格が年々高くなっています。
この記事ではそんな”ウイスキー特級”について分かりやすく詳しく紹介していきます。
- ウイスキーの特級について
- 特級の見分ける方法
- 特級の前には雑酒があった
ウイスキーの特級とは何!?
ウイスキー特級は1962年~1989年まで、酒税法の影響で特級表記を記載しており、原酒率の割合で級別に分けられていました。
また、年代によっても変更があったため、分かりやすく表にしてみるとこんな感じです。↓
1962年 | 1968~1977年 | 1978~1989年 | |
特級 | 20%以上 | 23%以上 | 27%以上 |
1級 | 10%以上 | ー | 17%以上 |
2級 | 10%未満 | ー | 10%以上 |
これだけ見るとウイスキーの定義は曖昧で、原酒が多少でも入っていれば”ウイスキー”と名乗れていた時代です。
ですが、なぜか現代のウイスキーよりも評価は高く人気があるのは、お酒以外にも美味しいものを色々混ぜられていたと言っても良いでしょう。
ウイスキー特級の見分け方
ウイスキー特級の見分け方は級別でも行うことはできますが、それ以外にも詳しく見分けることができます。
ウイスキー特級の表記はこんな感じです。↓
①輸入場所
特級時代にもジャパニーズウイスキーはありましたが、メインはサントリーやニッカがメインで輸入ウイスキーの方が多くありました。
ですので、特級を表記する紙には輸入場所の県の頭文字であるローマ字が基本1つで表記されています。※2つのものもある。
T | 東京 |
---|---|
K | 神戸 |
Y | 横浜 |
OK | 沖縄 |
他にも、輸入場所がありますので、できるだけ追記していきます。
②数字
商品番号が分けられており、少し例を出すと↓
876 | ジョニーウォーカー 黒 |
---|---|
1546 | バランタイン FINEST |
446 | ホワイトホース |
これらは容量や時代によっても多少変更がありましたので、違う場合もあります。
数字を徹底的に把握できれば、もう少し時代の変化を捉えることができますので、これからも色々と調べてみます。
特級の前にも”雑酒”表記があった
ウイスキーの特級表記は1962年〜と言いましたが、実はその前にも”雑酒”表記というものがありました。
これは1943年~1961年まで続いたものでして、現在では特級に比べて全然出会うことができないので、もし見つけた場合はかなり希少な1本でしょう。
この雑酒表記は詳しく言うと↓
雑酒表記時には特級表記と同じく1級・2級・3級という段階がありました。
雑酒はちなみに”洋酒”全部を含めた言い方で、日本酒や焼酎以外のものを指す言葉で、今考えると雑な言い方です。
まとめ
ウイスキー特級は2022年現在であれば、まだまだ出会うことができるお酒ですので、オークションやリサイクルショップで販売されています。
ですので、手軽に購入することができますが、特級時代のものは繊細ですので、上手くボトルを見極めなければ飲めるものではありません。
考え方で言うと、3本に1本当たりがあればOKラインで、基本的には飲めないと思って購入した方が良いでしょう。
また、特級ボトルで飲めるもの飲めないものの見極め方は他記事で詳しく解説します。
ぜひ、33年以前のボトルを購入して過去に戻る体験、まさにタイムスリップをしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
他にも、お酒に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。