ウイスキー

ウイスキーの入手困難ランキングを解説!!|見つかれば超ラッキーな人

おじさん
おじさん
ウイスキーって近年どれも入手困難だよね?
おばさん
おばさん
 どんなウイスキーが入手困難なのか知りたいな?

このような疑問を解決していきます。

ウイスキーは、その奥深い味わいや香りで多くの人々を魅了しています。手に入りやすいものから珍しく希少なものまで、さまざまな銘柄があります。

その中にも入手が極めて困難な銘柄が存在し、これらを手に入れることができれば、まさに「超ラッキーな人」と言えるでしょう。または、お金持ち。

この記事では、特に入手困難なウイスキーをランキング形式で紹介し、その特徴や背景について詳しく解説します。

ウイスキーの入手困難さが上がる理由

ウイスキーはそもそも、現在どこのものも重要に比べて供給が追いつかず、価格高騰している現状です。もちろん、世界中のインフレも影響しています。

ですので、ここではなぜ世界中でウイスキーが人気になっているのにも関わらず入手困難な状況が続いているのかについて下記ではいくつかの理由を紹介していきます。

理由1.生産量の制限

ウイスキーの生産量は、蒸留所の規模や製造工程によって制限されます。特にシングルモルトウイスキーは、小規模な蒸留所で生産されることが多く、大量生産が難しいです。

現在、日本で言うとニッカ(アサヒビール社)が60億の投資で樽貯蔵庫などを新設したり、サントリーが100億を投資して製造環境を増強しています。世界ではさらに色々なところが投資を行っている段階なので、生産量の制限は一部を除いては、ある程度解消されるのではないでしょうか。

しかし、特定の限定リリースやヴィンテージウイスキーは、初めから少量しか生産されないため、自然と入手が困難になるでしょう。

理由2.熟成期間の長さ

ウイスキーの熟成には多くの時間がかかります。例えば、10年、20年、さらには50年以上の熟成を経たウイスキーは、当然ながらその間に生産量が限られます。

ウイスキーは早くて3年で市場に出回ることがありますが、大半はブレンデッドウイスキーとしてなので、今価格が高騰しているシングルモルトウイスキーは、市場に出回るまでにかなりの時間を要する必要があるでしょう。

長期間の熟成は、蒸留所の倉庫スペースや資金繰りにも影響を与えるため、生産本数が制約されることが多いです。

理由3. 需要の増加

ウイスキーの人気が世界的に高まると、需要が供給を上回ることがあります。特に、新興市場(例えばアジア圏)でのウイスキー需要の急増は、入手困難さを引き起こす一因となります。

需要が一定数のスピードで上がれば、それに伴い設備を増強できますが、現在はかなりのスピードで重要が増えており、今後アジアを含めた各国が経済成長すれば、さらにスピードを上げて市場が成長するでしょう。

ニッカさんは、ウイスキーの市場規模が2040年までに毎年2,3%程度で成長すると予想しています。

さらには、特定のブランドやヴィンテージに対する人気が集中すると、その銘柄はさらに手に入りにくくなります。

理由4. 投資目的の購入

近年では、ウイスキーを投資対象として購入する人々が増えています。希少なウイスキーや限定リリースは、価値が上がることを見越して買い占められることがあり、これが市場に出回るボトルの数を減らし、結果的に入手困難さを増す要因となります。

メーカーにとっては一定以上このような人が必要で、お客さんには飲んでもらって美味しさを確認してもらう必要があるものの、価値をキープしているのは投資目的で購入される人がいるおかげでもあります。

もちろん、転売目的を容認するわけではありませんが、投資目的のおかげでメーカーがデフレから脱却できたり、きちんとウイスキーの価値に価格を払って貰えますので、メリットもあるのは知っておく必要があるでしょう。

理由5. 蒸留所の閉鎖や再開

過去に蒸留所が閉鎖された場合、その時期に生産されたウイスキーは非常に希少になります。一方、再開された蒸留所でも、再び市場に供給されるまでには時間がかかるため、一時的にその銘柄の入手が難しくなることがあります。

例えば、ダラスデュー蒸留所は1983年に閉鎖しましたが、ウイスキーは現在まで存在しており1本10万円近くするなど、過去には数千円で売っていたものが、数十万レベルになることが全然あります。

日本でいえば、軽井沢ウイスキーなどが代表的でして、現在は稼働していますが、閉鎖前のものは1本数万円以上になっており、高いものは何十万も価格が上昇しています。

理由6.特定の市場向けリリース

ウイスキーはしばしば特定の市場向けに限定リリースされることがあります。例えば、特定の国や地域限定で販売されるウイスキーは、その地域外では入手が困難になります。こうしたリリースは、コレクターズアイテムとしての価値を高め、希少性を増す要因となります。

これらの要因が複合的に作用し、ウイスキーの入手困難さが上がることがあります。希少なウイスキーを手に入れるためには、タイミングや運が重要な要素となるでしょう。

ウイスキーの入手困難ランキング

ウイスキーの入手が困難なウイスキーはこの世の中を探せば永遠にありまして、例えば、初期の角瓶などはその当時希少性はなかったものの、現代まで残っていればかなりの価値になりますが、ほぼ100%手に入りません。

ですので、このようなウイスキーはランキングには含めず、もしかしたら手に入る可能性があったり、お金持ちであれば購入することができる銘柄を紹介していきます。

その中でも筆者の独断と偏見で、決めたランキングですので、参考程度にしてください。

1位.マッカラン 1926 60年

マッカラン 1926 60年は、ウイスキーの世界で最も有名で、最も高価なボトルの一つです。1926年に蒸留され、60年間シェリー樽で熟成された後、1986年にボトリングされました。

このウイスキーは、わずか40本しか生産されておらず、その多くは既に個人コレクターや博物館に所蔵されています。オークションでの取引価格も非常に高く、2018年には、約170万ドルで落札されました。

最近行われたオークションでは、約219万ポンド(約4.3億円)相当でして、ウイスキー1本には超破格の価格です。今後も上昇が見込まれており、購入者は多分飲まないでしょう。

例えば、2019年にクリスティーズのオークションで、このボトルが再び出品され、さらに高額で落札されました。これは、ウイスキーの世界での希少性と価値を如実に示す例です。

2位. 山崎 50年

山崎 50年は、日本のウイスキーの中でも特に評価が高く、希少価値のある銘柄です。山崎蒸留所で50年以上の歳月をかけて熟成されたこのウイスキーは、その複雑な香りと深い味わいで知られています。

2005年に最初のリリースが行われた際、わずか50本のみが市場に出回りました。その後も限定的にリリースされていますが、いずれも非常に限られた本数です。

2018年に香港のサザビーズオークションで、山崎 50年が約34万ドルで落札されました。これは、日本のウイスキーが世界的に高い評価を受けている証拠です。

3位. パークアベニュー 1967 30年

パークアベニュー 1967 30年は、スコットランドのアイラ島で生産されたウイスキーで、特にピートの効いた強い風味が特徴です。このウイスキーは、30年間シェリー樽で熟成されています。

このウイスキーも非常に限られた本数しか生産されておらず、特に古いヴィンテージは市場にほとんど出回りません。そのため、コレクターの間で非常に高い人気があります。

例えば、2021年にロンドンのオークションハウスで出品された際、予想落札価格を大幅に上回る高額で取引されました。これは、このウイスキーの希少性と需要の高さを反映しています。

4位. ブナハーブン 1968 41年

ブナハーブン 1968 41年は、アイラ島の北部に位置するブナハーブン蒸留所で生産されたウイスキーです。41年間の長期熟成による豊かな風味と、アイラ特有のピート香が絶妙に調和しています。

このウイスキーは限定リリースであり、生産本数が非常に少ないため、市場に出回ることはほとんどありません。

2022年にニューヨークのオークションで、このボトルが出品され、高額で落札されました。これは、ウイスキー愛好家にとって大変貴重なコレクションアイテムとなっています。

5位. タリスカー 1951 29年

タリスカー 1951 29年は、スカイ島で生産されたウイスキーで、1951年に蒸留され、29年間の熟成を経てリリースされました。その独特のスモーキーな風味が特徴です。

非常に古いヴィンテージであり、リリースされた本数が少ないため、現在市場に出回ることはほとんどありません。また、その品質と歴史的価値からコレクターの間で高い評価を受けています。

2023年にエジンバラのオークションハウスで出品され、驚異的な高額で落札されました。これは、このウイスキーの歴史的価値と希少性を示しています。

入手困難なウイスキーを手に入れる方法

上記のような入手困難ウイスキーを手に入れる方法はいくつかあります。

もちろん、上記で紹介したものは大富豪でなければ手には届きませんが、他にもレアなウイスキーは相当数存在します。例えば、山﨑18年や響17年など。

1.オークションサイトを活用する

ウイスキーのオークションサイトでは、希少なウイスキーが定期的に出品されています。専門のオークションハウスやオンラインオークションプラットフォームを利用することで、通常の市場では手に入らないボトルを見つけることができます。※基本海外

BonhamsSotheby’sなどのオークションハウスのウェブサイトをチェックし、気になるボトルが出品されているか確認する。また、Whisky AuctioneerScotch Whisky Auctionsといったオンラインオークションも定期的に閲覧する。

日本であればヤフーオークションが1番有名ですし、古いお酒を扱う会社さんなども出品していますので、安心して購入ができるでしょう。※購入する際は少し高くても信頼のある出品者さんから買うことで偽物を掴む可能性を下げることができます。

2.専門店に問い合わせる

ウイスキー専門店は、希少なウイスキーを取り扱っていることが多いです。特に老舗の専門店やウイスキーに詳しい店主がいる店舗では、特別なボトルが入荷することがあります。

地元のウイスキー専門店や大型酒販店に定期的に足を運び、店員と良好な関係を築くことで、入荷情報を教えてもらう。もちろん、普通のウイスキーボトルを購入してお店に貢献してこそレアな情報を教えてもらうことができますので、電話などで確認するのはNG。

3.ウイスキーフェスティバルやイベントに参加する

ウイスキーフェスティバルやテイスティングイベントでは、希少なウイスキーが販売されることがあります。また、蒸留所のスタッフや他のウイスキー愛好家とのネットワーキングも重要です。

東京や大阪で開催される「Tokyo Whisky Festival」や「Whisky Festival in Osaka」に参加し、限定リリースや特別販売をチェックする。

4.抽選販売に参加する

レアなウイスキーは通常では手に入れることができず、普通の酒販店を回るだけでは100%手に入れることができません。※山﨑や白州などの通常レアなものは手に入る可能性があります。

しかし、数万円以上の価値がつくものは酒販店に並べずに、基本的には抽選販売に参加する必要があります。例:イオン、Amazonなど。

まとめ

今回紹介したウイスキーは、その希少性と品質から非常に高い評価を受けており、入手が極めて困難です。しかし、その分、手に入れることができれば、資産の1つになるでしょう。

ウイスキー愛好家にとって、これらのボトルはまさに夢のような存在であり、もし見つけることができたなら、超ラッキーな人と言えるでしょう。ウイスキーの世界には、まだまだ多くの魅力的な銘柄が存在しますが、これらの入手困難なウイスキーは、その中でも特に輝く存在でしょう。

あなたは20歳以上ですか? このサイトはお酒(アルコール)関連のページが含まれ、20歳以上の方を対象にしています。