ウイスキー

シェリー樽でおすすめのウイスキー5選|特徴や種類について解説

おじさん
おじさん
シェリー樽のウイスキーってどうなの?
おばさん
おばさん
シェリー樽で作られたウイスキーは何が良いの?

このような疑問を解決していきます。

ウイスキーは樽で最低でも3年間熟成されたものを指しますが、どんな樽で熟成してもOKと言うわけではありません。

樽の中には色々な種類がありまして、今回はその中でも人気な”シェリー樽”で熟成されたウイスキーについてご紹介していきます。

具体的におすすめのシェリー樽で熟成されたウイスキーやそもそもどんなウイスキーなのかについても詳しく解説します。

シェリー樽のウイスキーって何!?

そもそも、シェリー樽のウイスキーって何?となる方もいると思いますが、結論を言うと=名前のまんまシェリー樽で熟成されたウイスキーのことです。

シェリー樽とは簡単に言うとスペインで主に生産されているワインの”シェリー酒”というものを熟成するために使われた樽になります。

この樽をそのまま二次利用として、ウイスキーを入れて熟成することでシェリー酒のカスクを含んだウイスキーを作ることができます。

ですので、簡単に言えば新品の樽にワインを入れて熟成した樽を、再度ウイスキーに使うということで美味しいウイスキーができるということです。

シェリー樽の中にも種類がある

シェリー樽で熟成したウイスキーと一言で言っても、その中にも実は種類があります。

所謂、上記で紹介したワイン(シェリー酒)の種類がありますので、そもそもどんなワインを熟成したのかで、その後のウイスキーの味を左右します。

そんな中でも、有名なシェリーの種類について下記では簡単にご紹介していきます。

種類1,オロロソカスク

シェリーの種類1つ目は「オロロソカスク」です。

シェリー樽を使用したウイスキーの中でも一番知名度や数があるのが、こちらのオロロソカスクでして色々な蒸留所さんが使用しています。

そんなオロロソシェリー樽は、香りが高く味に骨があるワインを寝かしている影響でウイスキーにも長く余韻が楽しめるものが多い印象です。

とりあえずシェリー系のウイスキーを飲みたいと思っている方は、まずはオロロソカスクと書かれているものを選んだ方が良いと思います。

<オロロソカスクのウイスキー>

種類2,ペドロヒメネス(PX)

シェリーの種類2つ目は「ペドロヒメネス(PX)」です。

ペドロヒメネスはスペインで栽培されている白ワインの品種でして、比較的甘口のワインが多いとされています。

この影響でペドロヒメネスを熟成した樽でウイスキーを熟成すると上品な甘い味を楽しむことができます。

シェリー樽を使ったものでは、オロロソカスクに次ぐ知名度で数も比較的ありますので、手軽に購入することができるでしょう。

<ペドロヒメネスのウイスキー>

種類3,フィノカスク

シェリーの種類3つ目は「フィノカスク」です。

上記2つは比較的多く見かけますし、色々なメーカーさんがフィニッシュカスクとして利用されているため高価なシェリーウイスキーの中でもまだ買える価格です。

しかし、このフィノカスクに関しては滅多に使用している蒸留所さんが無いため、どれも基本的に高価になってしまいます。

<フィノカスクのウイスキー>

シェリー樽のウイスキーを選ぶ方法

シェリー樽で作られたウイスキーは比較的特徴が似ているのですが、その中でも色々な違いが存在します。

ここでは、シェリー樽で熟成されたウイスキーの中でも自分に合うものを選ぶ方法を簡単に紹介していきます。

選び方1,熟成年数

シェリー樽のウイスキーを選ぶ方法1つ目は「熟成年数」です。

これはウイスキー全体のことを言えますが、シェリー樽のウイスキーも同じく熟成年数で選ぶことができます。

しかし、シェリー樽の難しいところが、ウイスキーを1から入れるということがほとんど”無い”と言っても過言ではありません。

と、いうのもシェリー樽は基本的にフィニッシュカスクと言って、他の樽で熟成したものを出して、残りの1年程度をシェリー樽で熟成するというのが主流です。

ですので、熟成年数は15年と書かれていても、シェリー樽で15年熟成したというわけではなく、合計15年というだけでシェリー樽は数年程度でしょう。

これに関しては、商品に書かれていたりHP(ホームページ)などに情報があるので、そちらを見た上で選ぶことをおすすめします。

選び方2,どこの国のものか

シェリー樽のウイスキーを選ぶ方法2つ目は「どこの国のものか」です。

シェリー樽はスペインの樽が主な生産国ですが、ウイスキーを作っている国は色々ありますので、作る国によって個性が色々とあります。

これは原料の違いもありますし、熟成する場所や温度によっても味に影響してきます。

ですので、シェリー樽のウイスキーだからと言ってどこのものでも良い!というわけではなく自分が好きな地域のもの+で見て判断すべきです。

選び方3, 特徴の違い

シェリー樽のウイスキーを選ぶ方法3つ目は「特徴の違い」です。

これは上記の”#見出し2”で紹介したように、シェリー樽の中にも色々種類がありますので、特徴によって選ぶ必要があります。

とは言っても、シェリー樽で熟成した=甘めというイメージを持っていただければ間違いはないのかな?と思います。

ですので、どちらかというと女性の方に人気が高いですし、初めてウイスキーに挑戦したいという方にもおすすめです。

選び方4,価格

シェリー樽のウイスキーを選ぶ方法4つ目は「価格」です。

シェリー樽は比較的他の樽で熟成したものと比べて高価になる商品が多く、普通に万を超えてくるものが多いです。

ですので、ウイスキーを飲み始めたばかりの方が挑戦するのはあまりおすすめできません。

ある程度ウイスキーに慣れて、最低でも5,000円程度のウイスキーを変えるぐらいになればシェリー樽は選択肢に入ってきます。

シェリー樽で作られたおすすめのウイスキー5選

シェリー樽はハズレがあまりないと言っても過言ではなく比較的どれを飲んでも美味しいな…と思うでしょう。

しかし、その中でも「これは最高!」と言えるウイスキーがいくつかありますので、下記では具体的に紹介していきます。

もし、今後シェリー系のウイスキーを購入する際はぜひご参考にしてください。

おすすめ1,Arran:シェリーカスク


シェリー樽で作られたおすすめのウイスキー1つ目は「Arran:シェリーカスク」です。

Arranは1994年に作られた蒸留所で比較的新しいところではあるのですが、日本ではTOPレベルで人気なシリーズと言っても過言ではありません。

そんなArranから発売されているシェリーカスクは、ボトルが印象的な真っ赤で味も情熱的な味がします。

とりあえずシェリー系を飲むのであればArranは間違いありませんが、酒屋さんやスーパーなどではなかなか手に入りにくいので飲める機会も減りがちです。

おすすめ2,マッカラン12年:シェリーオーク


シェリー樽で作られたおすすめのウイスキー2つ目は「マッカラン12年:シェリーオーク」です。

ウイスキーでは言わずと知れたマッカランは高級ウイスキーのトップに君臨していまして、シェリー系でもトップと言っても過言ではありません。

その中でもマッカランのシェリーオークは原木から製樽までを自社で行い、シェリー樽原酒のみを使用された贅沢なウイスキーです。

香りや味わいは言葉で説明できないほど魅力的で、上品な甘さにドライ感がある最高級な逸品になります。

12年に留まらず、18年・25年・30年とありますが、普通に購入することはできないので、何か祝い事があるときに見てみてください。※成人式とか?

おすすめ3,山崎12年


シェリー樽で作られたおすすめのウイスキー3つ目は「山崎12年」です。

ジャパニーズウイスキーの代名詞と言っても良いのが、サントリーさんから発売されている山崎12年も実はシェリー系のウイスキーになります。

この通常盤?と言えるNVではシェリー樽では熟成されていないのですが、山崎12年からはシェリー樽熟成が含まれます。

その影響で、ウイスキー好きに色々聞くとジャパニーズウイスキーは山崎12年が一番美味しいと言われるほどです。

ですので、ジャパニーズウイスキーでとりあえず飲んでみたいという方は、山崎NVや白州ではなく山崎12年を飲んでみてください。

しかし、こちらも手軽に購入できないですし、価格も比較的高いので常飲酒にはできません。

おすすめ4,グレンアラヒー15年

シェリー樽で作られたおすすめのウイスキー4つ目は「グレンアラヒー15年」です。

スコットランドのスペイサイドで作られるシングルモルトグレンアラヒーは色々な種類があり日本でもコアなファンが多いほど人気なウイスキーになります。

そんな中でもグレンアラヒー15年はシェリー樽100%(オロロソ・ペドロヒメネス)で作られる贅沢なウイスキーです。

その分価格も高価にはなりますが、グレンアラヒーの中でも間違いない1本でしょう。

おすすめ5,グレンファークラス

シェリー樽で作られたおすすめのウイスキー5つ目は「グレンファークラス」です。

グレンファークラスは色々な種類のものが発売されているものの、その全てがオロロソシェリー樽で熟成されています。

このような銘柄は非常に珍しいのですが、日本でもかなり人気な銘柄で多くの方に常飲酒として飲まれているウイスキーです。

今回紹介したウイスキーの中でもダントツで価格も安いですし、手軽に手に入るので、シェリー系を始めるのであれば一番の銘柄だと思います。

まとめ

シェリー樽で作られたウイスキーは初心者の方からウイスキー好きまで色々な方が好むウイスキーが多い印象です。

特に特徴としては甘さが他の樽とは違って上品さがあったり、元がワインの影響なのかウイスキーの色が濃く出ます。

比較的どんな人でも美味しいと思えるので、ウイスキーを飲み始めたばかりの方でも女性の方でも誰にでもおすすめできます。

ぜひ、シェリー系を今まで飲んだことがない方や他にも探している方はこの記事を参考に選んで頂ければ幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

他にも、お酒に関する情報や豆知識記事なども更新していきますので、ぜひ他の記事もご覧ください。

あなたは20歳以上ですか? このサイトはお酒(アルコール)関連のページが含まれ、20歳以上の方を対象にしています。