このような疑問を解決していきます。
ウイスキーには「安価・中価・高価」が明確に別れていまして、その中でも今回は高価なウイスキーをハイボールで飲む際のことについて紹介します。
安価や中価のものであれば比較的、自分に合わないものがあってもまだ良いのですが、高価なものであれば失敗すると大損することになるでしょう。
ですので、下記では適切な選び方を含め、その中でもおすすめの高価なウイスキーを紹介していきます。
高級ウイスキーの定義
高級と呼ばれるウイスキーの定義からまず制定すると”700ml”あたり、5,000円を超えるものを指します。
- 高級ウイスキーのハイボールは贅沢品
- ハイボールに合う高級ウイスキーの選び方
- おすすめの高級ウイスキー10選
高級ウイスキーで作るハイボールは贅沢品
そもそも、ウイスキーは基本的に”ストレート”と呼ばれる飲み方で飲むように作られており、ブレンダーさんは主にその観点で製品制作を行なっているでしょう。
ですので、ウイスキー界隈では安いウイスキーはハイボールやコークハイなどで楽しむことはOKとされていますが、高級ウイスキーは勿体無いと言われます。
よって、高級ウイスキーで作るハイボールは贅沢品で、ほとんどの方がストレートで飲む飲み方を推奨しています。
ですが、筆者的なイメージで言わせてもらうと、自分の好きな飲み方で美味しく飲めれば良いと思っていて、高級でも美味しくないと思った方が勿体無いと思う派です。
この点はご自身で判断する方が良いので、勿体無いと思うのであればストレートでOKですし、ストレートが苦手な方はハイボールで飲んでいきましょう。
ハイボールに合う高級ウイスキーの選び方
どんなウイスキーでもハイボールにすれば美味しいのですが、さらに高級なウイスキーとなると一味違ってきます。
さらに、安いものと違って選ぶのを失敗すると、下手すれば全てがパーになる可能性を秘めている危険性があります。
ですので、ここではハイボールに合う高級ウイスキーの選び方を解説していきますので、ぜひ失敗しないように参考にしてください。
選び方1,原産国
ハイボールに合う高級ウイスキーの選び方1つ目は「原産国」です。
ウイスキーは世界五大原産国がありまして、作られている国によって味や特徴などが違うので選ぶ際の参考になります。
一応、簡単に国によって特徴をまとめると↓
<原産国による違い>
日本 | スコッチウイスキーを参考にスモーキーさは残しつつも、基本的に甘いものが多く日本人の舌に合わせて作られている。 |
---|---|
アメリカ | バーボン樽で熟成したものやライウイスキーなどが主で、甘いものの風味が強いものや色が濃いものが多くある。 |
スコットランド | ウイスキーの発祥の地と呼ばれるほどの土地で、最近は甘いものも増えているものの、スモーキーさが目立つものが多い。 |
アイルランド | ライトボディなものが多く、ウイスキー初心者の方にも飲みやすいと言われるものが多くクセや雑味が少ない。 |
カナダ | スパイシーさを残しつつも甘さやライトなものが多いが、露出が少なく日本人はあまり飲んでいない印象。 |
と、なっています。
これは全ての共通するわけではなく、あくまで全体を通しての特徴ですので、1つ1つを比較すると個性的なものも存在します。
しかし、大まかにまとめると上記のイメージで間違いないので、高級ウイスキーを選ぶ際には参考にすべき点の1つです。
選び方2,どんな味が好きなのか
ハイボールに合う高級ウイスキーの選び方2つ目は「どんな味が好きなのか」です。
ハイボールはウイスキーとソーダで割るので、比較的同じような雰囲気にはなりがちではあるものの違いはもちろんあります。
有名な味の種類で言うと下記の通りです。↓
<ウイスキーの有名な味>
- スパイシー
- フルーティー
- トロピカル
- ハチミツ
- キャラメル
- バニラ
- チョコレート
- 洋ナシ
- 柑橘
などがあります。
これらは主に、熟成した樽や原産国の特徴など色々なものが絡んでおり、ウイスキーによって全然違う味わいがあります。
ですので、自分がどんな味が好みなのか分かる方は参考にしつつ、分からない方も甘めが好きなのか?や辛みが好きなのか?などでも判断することが可能です。
選び方3,アルコール度数
ハイボールに合う高級ウイスキーの選び方3つ目は「アルコール度数」です。
アルコール度数は目安でしかありませんが、参考で言うとすれば高級ウイスキーは比較的アルコール度数が高めに設定されています。
これに関してはいろいろな理由があり、明確に言うとブレンデッドよりもシングルモルトなど希少性な原酒が使われていたり、複雑な作りをしているためです。
味だけで言うと、アルコール度数はほぼほぼ関係ないですが、Theウイスキーを味わうのであれば、加水などがされていない度数の高いものがおすすめです。
選び方4,熟成年数
ハイボールに合う高級ウイスキーの選び方4つ目は「熟成年数」です。
ウイスキーは熟成年数がよく基準になることが多く、意識する方も多いと思いますが、高級ウイスキーになればほぼ関係ありません。
もちろん、熟成されればされているほど味に深みがありますし、重厚感があるものが多いので飲みやすいものも多くあります。
特に、ウイスキーに関しては”熟成年数が長い=高価になる”という式ですので、高級ウイスキーの部類はほぼほぼ年数表示があるものです。
選び方5,モルト・グレーンorブレンデットか
ハイボールに合う高級ウイスキーの選び方5つ目は「モルト・グレーン…」です。
ウイスキーにはモルトのみで作られたものやグレーンだけで作られたもの、さらにその2つなどを混ぜて作られているブレンデットというものがあります。
簡単に紹介すると↓
モルトウイスキー | 大麦の麦芽だけを原料にしたウイスキーで、個性が強く、蒸留所の場所や気候などが味へ直接的に影響するものが多い。 |
---|---|
グレーンウイスキー | とうもろこし、ライ麦、小麦などの穀類を主原料にしたウイスキーで、個性はあまりなく、爽やかな味わいになるものが多い。 |
ブレンデットウイスキー | 色々な蒸留所や、モルト・グレーンなどを混ぜて作られるため味はブランドを通して一貫したものがあり、価格も比較的安いものが多い。 |
と、いうイメージです。
どれが良いとか悪いとかはありませんが、製造の方法も違うければ希少性なども異なりますので、価格などに直結してきます。
主に、モルトウイスキーは希少性が高く、グレーンウイスキーやブレンデットなどは数がある程度作れることから価格は比較的安く手に入ります。※これだけではありません
ハイボールにおすすめの高級品ウイスキー10選
高級ウイスキーは比較的どのような飲み方をしても美味しいと思いますが、ハイボールにするとせっかくの良い味が損なう可能性があります。
ですので、ここではハイボールにしても最高に美味しいおすすめの高級ウイスキーを10個ほど紹介していきます。
<ハイボールにおすすめの高級ウイスキー>
番号 | 商品名 | 商品の画像 | 価格 | メーカー |
1 | Arran 10年 | 約6,000円 | ウィスク・イー | |
2 | 響JH | 約5,500円 | ビーム・サントリー | |
3 | バランタイン 17年 | 約10,000円 | ペルノ・リカール | |
4 | タリスカー 10年 | 約5,000円 | モエ ヘネシー ディアジオ | |
5 | シーバスリーガル 18年 (ミズナラ) |
約11,000円 | ペルノ・リカール | |
6 | アードベック TEN | 約7,000円 | モエ ヘネシー ディアジオ | |
7 | ボウモア 12年 | 約5,000円 | ビーム・サントリー | |
8 | ワイルドターキー 12年 | 約7,000円 | カンパリ | |
9 | グレンリベット 18年 | 約8,000円 | ペルノ・リカール | |
10 | ポートシャーロット 10年 | 約7,000円 | レミー コアントロー |
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以下で、順に紹介していきます。
おすすめ1,Arran 10年
Arranは1995年にスコットランドに誕生したArran蒸留所で作られているシングルモルトウイスキーで莫大な人気を誇ります。
高級なウイスキーでハイボールを飲もうと思うのであれば、まずこれを飲んでおけば間違いありません。
原産国はスコットランドでスモーキーさを主張するものが多い中、Arranは日本人の舌にも適し甘めに作られているので、初めての方にもおすすめの1本です。
香り | リッチなバニラ、キウィ、バナナ、マスクメロン、ココアパウダー |
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味 | シナモン、シトラス、シリアル、甘いオーク材、シロップ |
メーカー | ウィスク・イー |
原産国 | スコットランド・アラン島 |
容量 | 700ml |
度数 | 46% |
価格 | 約6,000円 |
おすすめ2,響JH
香り | ローズ、ライチ、ほのかなローズマリー、熟成した樽の香り、白檀 |
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味 | 蜂蜜の透き通った甘さ、オレンジピールチョコレート |
メーカー | ビーム・サントリー |
原産国 | 日本 |
容量 | 700ml |
度数 | 43% |
価格 | 約5,500円 |
おすすめ3,バランタイン 17年
香り | バニラ香、樽香、バランスの取れた深く気品のある香り |
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味 | クリーミーで蜂蜜のような甘美さの中にも、オーク樽とピート香のスモーキーさも感じられる複雑で力強い味わい |
メーカー | ペルノ・リカール |
原産国 | スコットランド |
容量 | 700ml |
度数 | 40% |
価格 | 約10,000円 |
おすすめ4,タリスカー 10年
香り | ほのかな海水の塩、生ガキ、そして柑橘系の甘みを感じさせる、力強いピートのスモーキーな香り |
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味 | 煙るようなスモーキーさと力強いモルトの香味を伴う、豊かなドライフルーツの甘み。暖かく、情熱的。のどの奥にペッパーの香りを感じる |
メーカー | モエ ヘネシー ディアジオ |
原産国 | スコットランド |
容量 | 700ml |
度数 | 45.8% |
価格 | 約5,000円 |
おすすめ5,シーバスリーガル ミズナラ 18年
香り | はちみつ、熟した赤リンゴ、バニラ、シナモンを思わせる甘く豊かな香りに、花のような香りが漂う |
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味 | 甘い杏子ジャムとダークチョコレートのかかったジンジャービスケットを感じさせる贅沢な味わいが、クローブとクリーミーなトフィーのほのかな風味とともに広がる |
メーカー | ペルノ・リカール |
原産国 | スコットランド |
容量 | 700ml |
度数 | 43% |
価格 | 約11,000円 |
おすすめ6,アードベック TEN
アードベックはコアなファンが多く、日本でも人気な銘柄の1つですが、クセも強く日本では”正露丸”の香りと表現されます。
香り | 爽やかで海を思わせるヨード香、燻製魚、炭焼コーヒーの香りに、柑橘系の果実の香り |
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味 | バコの煙とエスプレッソコーヒーのフレーバーとともに、深みのあるピート香、重厚感の甘味 |
メーカー | モエ ヘネシー ディアジオ |
原産国 | スコットランド |
容量 | 700ml |
度数 | 46% |
価格 | 約7,000円 |
おすすめ7,ボウモア 12年
香り | スモーキー、ハチミツ、レモン |
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味 | |
メーカー | ビーム・サントリー |
原産国 | スコットランド |
容量 | 700ml |
度数 | 40% |
価格 | 約5,000円 |
おすすめ8,ワイルドターキー 12年
50%のアルコールを感じない上品な甘さ
香り | |
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味 | |
メーカー | カンパリ |
原産国 | アメリカ |
容量 | 700ml |
度数 | 50.5% |
価格 | 約7,000円 |
おすすめ9,グレンリベット 18年
香り | リッチ・フルーツ、トッフィー |
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味 | バランスのとれた、強烈な甘いオレンジ |
メーカー | ペルノ・リカール |
原産国 | スコットランド |
容量 | 700ml |
度数 | 40% |
価格 | 約8,000円 |
おすすめ10,ポートシャーロット 10年
香り | スモーキーなアロマにキャラメルソース、ショウガ、ナツメグ、オレンジにシトラス香 |
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味 | ココナッツ、バニラカスタード、レモン、ハチミツ、ピート |
メーカー | レミー コアントロー |
原産国 | スコットランド |
容量 | 700ml |
度数 | 50% |
価格 | 約7,000円 |
まとめ
ハイボールはどんなウイスキーでも一定の味を出せて人気な飲み方ですが、高級ウイスキーを使うのはタブーとされがちです。
しかし、舌は個人差ですし味の感じ方も人それぞれですので、どれだけ高級なものでも美味しく飲めればOKでしょう。
とは言っても、高級ウイスキーは個性も強くものによっては合う・合わないがあります。
ですので、上記で紹介してきたような選び方+おすすめのものを参考にして、自分に合うものを選んでいただければ幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
他にも、お酒に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。