このような疑問を解決していきます。
ウイスキーはこの世の中に無数にあるのですが、その中でも昔から日本に輸出されていたウイスキーは以外にも数は少ないです。
今回紹介するブラック&ホワイトは約70年ほど昔から日本に輸出されていたということが明らかになっています。
そして現在でも日本で販売されているウイスキーですので、この記事ではブラック&ホワイトがどんなウイスキーなのかについてご紹介していきます。
・ブラック&ホワイトについて
・ブラック&ホワイトの種類
・ブラック&ホワイトの年代別
ブラック&ホワイトについて
冒頭でも紹介しましたが、ブラック&ホワイトは約70年前、おおよそ1950年代の頃には日本で発売されていました。
そんなブラック&ホワイトは1884年にジェームズ・ブキャナン社さんから発売されているブレンデットウイスキーです。
当初はブラック&ホワイトという商品名ではなく、ただボトルは黒と白だったことで酒屋さんで注文される際にブラック&ホワイトでと注文されました。
よって、メーカー側から消費者に合わせた形で名前が決まった珍しい銘柄です。
原酒は主に10種類ほどブレンドされていて、グレンダランやダルウィーなど有名な銘柄がブレンドされ、モルトとグレーンで作られています。
ブラック&ホワイトの種類
ブラック&ホワイトは他のウイスキーと同様、複数の種類が存在していました。
現在では1つの種類しかありませんが、終売品についても軽くご紹介していきます。
発売中
現在、販売されているのは下記の1つだけです。
ブラック&ホワイト
現在発売されているホワイト&ブラックは、こちらの細めで緑色のボトル+表ラベルに2匹の犬が描かれているウイスキーです。
どこかカティ◯ークに似ている部分が多いのですが、この金額帯は比較的似たようなボトルが多く見られます。※経費削減かな…??
終売品
残念ながら過去にはブラック&ホワイトとの兄弟として発売されているものがありましたが、原酒の減少などがあり今では終売品になったものがあります。
現在は発売されていませんが、これから先(未来)に再度発売される可能性があるでしょう。
ですので、下記では主な2つの終売品を紹介していきます。
ブラック&ホワイト セレクト
ブラック&ホワイトは日本でも発売されていましたが、このブラック&ホワイト:セレクトは日本向けに作られたボトルです。
この当時は日本がバブルだったこともあり、ウイスキー業界も世界を上げて日本へドンドンとアピールしていました。※CMはウイスキーが多かった
明確な時期は分かりませんが、特級表記がある時からですので1980年代後半から1990年代頃まで発売されました。
この後はセレクト:リザーブという後継品ができますが長続きはせずすぐに終売になっています。
ブラック&ホワイト 12年
ブラック&ホワイトでは現在NV(年代記載なし)のものしかありませんが、過去には12年の表記が付いているものがありました。
一応色々調べてみましたが、年数表記を明記して発売していた期間は短いとされており、販売当時の状況的にいうとかなり高価だったことが分かります。
発売状況は木箱入りはもちろん、付属のコメントカードなど丁寧に作れられていますので、味も間違いないでしょう。
メーカーの最高傑作としてに知られており、1樽1樽を丁寧に選んで作られたそうです。
ブラック&ホワイトの年代別を紹介
ブラック&ホワイトは上記の”#見出し1”でも紹介しましたが、1884年にリリースされていますので、年代ものは今でも色々購入することができます。
しかし、1884年などの古いものは無く、1952~61年ぐらい前のものがギリギリです。
と、言っても2023年から比べると最大71年前のものが購入できるのは、簡単に言って歴史を買っているのと同じです。
下記では、そんな1961年以前のボトルから現行までボトルの変化や中身の変化までブラック&ホワイトを年代別で紹介します。
1961年以前
1961年以前は”ウイスキー古酒”という記事で紹介していますが、ウイスキーという規格が酒税に無かったため”雑酒”という言葉にまとめられていました。
そのため、1970年代によく見るこのような↓ウイスキー特級という文字が”雑酒特級”と書かれているシールでした。
蓋はコルクやスクリューとかではなく”ティンキャップ”というもので密閉されており、実は約60年前にも関わらず液面がほとんど減っていません。
これは密閉度が高いティンキャップだからこそですので、中身はコルク蓋のものなどと違って美味しさは維持されている可能性が高くなっています。
1962年以降(60年代)
1962年以降は61年以前のものと違って、雑酒表記から”ウイスキー特級”に変更されます。
しかし、見た目に関してはほとんど変わらず、60年代中期もしくは後期にかけてBLACK&WHITEの上に紋章が描かれます。
また、後期辺りからはティンキャップから最近も使われているスクリューキャップへと変更されていきます。
1970年代
1970年代になると表ラベルが段々と変わっていき、70年中期頃にはブラック&ホワイトを象徴する”犬”が表ラベルに登場してきます。
今まではボトルの裏側に居たワンちゃんが、表ラベルに登場してから現在(2023年)に至るまで常に表ラベルに描かれています。
それ以外は、ロングボトルの大元は変わっていないものの、少しずつ形状は変わっていて、筆者的にはちょっと70年~80年代はダサく感じました。※60年が1番
また、スクリューキャップがこの年代から主流へと変化していくものの、この年代のブラック&ホワイトは液面低下しているボトルがほとんどになってしまいます。
1980年
1980年代に入ると2匹の犬が少し小さくなって、ボトルの形状が現在のものにかなり近づいてきます。
ブラック&ホワイトは比較的味がライトで軽い感じなのですが、80年代に入るとさらに軽くなっている印象です。
と言っても現代のものとは違って原酒が優秀なのかしっかりと深みがあり余韻が高いレベルで維持されています。
現行
1980年代(特級時代)までのボトルは多く見かけるのですが、それ以降になると現行とあまり変わらないためか、あまり見かけることができません。むしろレア?
90年代からは、現在に生きるまで中身を含め外見などがドンドン安っぽくなってしまうぐらいの変化です。※1番大事
まとめ
ブラック&ホワイトは現在でも発売されているウイスキーで知名度こそあまりありませんが、間違いないウイスキーとも言えます。
現在では1,000円台で購入することができて、美味しいウイスキーなので飲んだことがない方はぜひ飲んでいただきたいです。
現行のものを飲んでみて、少しでも美味しいなと思った方は古酒(オールドボトル)のブラック&ホワイトも探して飲んでみてください。
これは騙されたと思って1度飲んで頂ければ間違いなく虜になるでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
他にも、お酒に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。
ここの記事は色々と調べたり、自分で体験して感じたことを遠慮なしに書いています。
間違った情報がある可能性もありますので、参考程度にした上で、何か知っている情報がある場合は教えていただければ幸いです。
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