このような疑問を解決していきます。
ウイスキーにハマると色々なウイスキーを知りたくなると思いますが、その中でもトップレベルに人気なのが”アードベッグ”です。
アードベッグは色々噂になることも多く、ウイスキーの中でもクセが強いウイスキーなので、巷では”まずい”・“臭い”と言われることがあります。
なので、この記事ではアードベッグはどんなウイスキーなのか?、豊富な種類の中でもおすすめのアードベッグなどを紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
- アードベッグについて
- マニアがいるほどの人気の商品
- おすすめのアードベッグ12選
アードベッグとは何?
アードベッグはスコットランドのアイラ島にある1826年に設立された蒸留所で、強力なスモーキーなウイスキーとして絶大な人気を博しています。
しかし、その反面世界でもトプレベルのクセが強いウイスキーとしても有名で、好き嫌いが大きく分かれる銘柄の1つです。
アードベギャンになるには難易度が高い
アードベッグは色々なウイスキーがある中でもダントツでクセのあるウイスキーでして、毎日ウイスキーを飲んでいる人でも飲めないほどのレベルと言えます。
そのため、他のウイスキーではあまりない「アードベッグを飲める人」に対して、名前が付いているほどです。それが”アードべギャン”という名前です。
もし、今後アードベギャンになりたいと言う方もいると思いますが、生半可でなれるものではないと言うほど難易度は高く、ほとんどの人が挫折するでしょう。
と、言うのもそもそもウイスキーを飲めると言う人が限られ、さらにそこからクセの強いウイスキーになるとかなり難易度は高いと言えます。
自分に合うアードベッグの選び方
アードベッグはどれもスモーキーさを中心に展開されているため、そもそもスモーキーさに強い方にしかおすすめできません。
その点が全然大丈夫と言う方は、さらに自分の好みに合うものを選ぶべきです。
ですので、ここでは自分に合うアードベッグの選び方を簡単に紹介していきます。
<アードベッグの選び方>
- 年数表記
- 原料&製造方法
- 限定品
- 国に向けた商品
選び方1,年数表記
アードベッグには年数表記の概念があまりなく、基本的には日本人には訳の分からない英語が並んでいます。例:AN OAなど. . .
近年では、熟成=高級というイメージがありますが、アードベッグには比較的年数ものが少ないため、その点ではあまり語れることはありません。
とは、言ってもアードベッグさんには年数表記ものがありまして、王道のTEN(10年)や5年,8年などがありますので、選ぶ際にポイントにはなるでしょう。
他の、アードベッグの中にある種類のものも調べると何年熟成の原酒が入っていると書いているものもあるので、その点も見てみてください。
選び方2,原料&製造方法
アードベッグはアードベッグ蒸留所の商品ですので、全てがシングルモルトになります。
分かりやすく言うと、日本の山崎や白州、余市や宮城峡のようなものと同様で、他の蒸留所のモルトやグレーンなどは一切含まれておりません。
ですが、製造方法には違いがありまして、例えば熟成の樽の種類などについてです。
ウイスキーを熟成する樽は色々とあるのですが、アードベッグさんは独特なものを使うことが多く、レアなカスクのものもあります。
例えば、BBQ(バーベキュー)カスクというものがありまして、一瞬?(ハテナ)が頭に浮かぶほどで日本の蒸留所では確実に聞かない種類のものがあります。
ですので、その点を考えるとアードベッグだけでしか、経験できない味もあるので、その点もかなりの魅力と言えるでしょう。
選び方3,限定品
アードベッグは色々なウイスキーメーカーさんがある中でも、比較的”限定品”が多いメーカーさんでして、まとめるとすごい数になるでしょう。
ですので、ここではその中でも人気な限定品などを簡単にご紹介していきます。
<人気な限定品>
- SUPERNOVA(スーパーノヴァ)
- SCORCH(スコーチ)
- Arrrrrrrdbeg!(アーーーーードベッグ!)
- grooves(グルーヴス)
- Blaaack(ブラック)
などです。
他にも色々な限定品があるのですが、上げ出すとかなりの数になりますので、上記5つを知っておけばアードベッグを知っている感が出せると思います。
実際に、アードベッグのファンになると集めたくなる種類ですので、覚えておいて損はありません。※購入難易度は高く高級品です。
選び方4,国に向けた商品
ウイスキーメーカーさんは、国内だけでなく世界で販売販路を増やすために色々と試行錯誤されており、色々な方法で売り込んで知名度を増やします。
アードベッグさんも、各国に名前を売り込んだり、販路を増やすためにも色々な国へ向けて販売している種類があります。
近年では人気な銘柄ではあるため、そこまで売り込む必要はないと思いますが、2000年前半には実際に販売されていました。
現在購入しようと思うと、十数万以上は確実にしますので、お金に余裕がある方はぜひ探していただければと思います。
アードベッグのおすすめ12選
おすすめ1,TEN( 10年)
TEN(10年)はアードベッグのフラッグシップモデルでして、これを無くしてアードベッグを語ることはできません。
アードベッグにチャレンジするのであればまずは、こちらのTENを飲むべき王道で、他の種類に手を出すよりは間違いないでしょう。
香りや味はこのTENが中心で展開されるため、これを飲めるのであれば他の種類も美味しいと思って飲むことができます。※裏を返せばこれを飲めなければ…
さらに購入は比較的容易に行えますので、現在の定価で購入することができやすく、かなりコスパよく飲めるでしょう。
容量 | 700ml |
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度数 | 46% |
原材料 | シングルモルト |
カスク | アメリカンオーク |
価格 | 約7,000円 |
おすすめ2,ウーガダール
ウーダガールはアードベッグのスモーキーさが強い中でも、華やかな部類でしっかりと蜂蜜のようなまろやかさなどを感じることができます。
TEN(10年)に次いで人気の1本で、シェリー樽熟成の良さが出ており比較的まろやかなためアードベッグ入門舎の方にもおすすめです。
飲み方はストレートやハイボールなども良いのですが、これはロックもしくは水割りで飲むと最高の美味しいです…!!
容量 | 700ml |
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度数 | 54.2% |
原材料 | シングルモルト |
カスク | ・バーボン樽 ・シェリー樽 |
価格 | 約10,000円 |
おすすめ3,コリーヴレッカン
アードベッグは銘柄全体を通して、スパイシーで力強いウイスキーではあるものの、こちらはさらに強い刺激の1本になります。
色々な表現がされると思いますが、その中でも胡椒・出汁・牧場・海と言う表現が使われるほど、スモーキーさをはじめ57%超えのアルコールがインパクト大です。
とは言ってもアードベッグの中では人気の種類で、筆者も好きな種類になります。
容量 | 700ml |
---|---|
度数 | 57.1% |
原材料 | シングルモルト |
カスク | アメリカンオーク樽、フレンチオーク新樽 |
価格 | 約11,000円 |
おすすめ4,5年:ウィー・ビースティー
アードベッグのスモーキーさは印象的ではあるものの、今まで比較的超熟である程度まろやかになったものばかりでした。
そんな中、5年という若い熟成で登場しており、他の種類と比べても若さゆえの強く破壊的なスモーキーさを感じることができます。
価格は約5,500円ほどと1番安く購入できるものではあるものの、まずはTEN(10年)を試してからの方が良い気がします…。※なんせ、自己主張がバンッ!!なので。
容量 | 700ml |
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度数 | 47.4% |
原材料 | シングルモルト |
カスク | ・バーボン樽 ・オロロソシェリー樽 |
価格 | 約5,500円 |
おすすめ5,8年:フォー・ディスカッション
アードベッグ8年は現在、アードベッグコミッティー内だけで限定的に販売されており、なかなか簡単に手に入るものではありません。※amazonなどでは販売しています。
しかし、アードベッグ側は新たなフラッグシップモデルとして販売する予定みたいですので、今後はTEN(10年)と同様普通に販売される可能性もあります。
香りはシェリーが強く、アードベッグの他にはないバランスと若々しい感じがあり、今後も注目したい1本です。
購入は定期的に”アードベッグコミッティー”というところで限定的に販売されるのを待つか、もしくはAmazonや楽天などで購入するようにしましょう。
容量 | 700ml |
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度数 | 50.8% |
原材料 | シングルモルト |
カスク | |
価格 | 約15,000円 |
おすすめ6,アン・オー
惜しくも2022年に終売が確定したアン・オーですが、中にはコアなファンがいるほど人気の1本になります。※人気はない方だったとか…
アードベッグのスモーキーさに独特な甘みがあり、さらにシェリー感のまろやかさが顔を出すので確かに好き嫌いは分かれそうではあるでしょう。※コアには刺さる
こちらも”ウーダガール”と同様、入門者の方にはおすすめで比較的飲みやすい部類です。
しかし、終売品ですので普通の酒屋さんやスーパーなどでは販売していないため、購入希望の場合はamazonや楽天市場などで探してみてください。
今なら定価で購入できるので、飲みたい方は在庫がなくなる前に購入しておくべきです。
容量 | 700ml |
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度数 | 46.6% |
原材料 | シングルモルト |
カスク | ・バーボン樽 ・シェリー樽 ・新樽 |
価格 | 約9,000~10,000円 |
おすすめ7,スコーチ
なんと言っても見た目が赤く炎の感じで、男の子が好きな見た目といった1本。
こちらは毎年5~6月に開催されるアードベッグファンのためのアードベッグ・デーに2021年の限定で販売されたウイスキーです。
ボトルや箱の見た目同様、かなり強力なスモーキーの香りと共に革製品のようなオイリーさ、味わうとステーキを感じさせ、肉料理を食っている感覚になります。
容量 | 700ml |
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度数 | 46% |
原材料 | シングルモルト |
カスク | ー |
価格 | 定価:約16,500円 相場:約45,000円 |
おすすめ8,19年:トリー・バン
アードベッグの定番品は上記で紹介した、TEN(10年)やウーダガールなどの4本ではあるもののこちらの”トリーバン”も一応定番品としてラインナップされています。
しかし、現在までは毎年1度しか販売されておらず、簡単に言うと限定定番品でしょう。
そんなトリーバンは19年とアードベッグの中では比較的長熟のもので、定番品の中では1番最長のものになります。
容量 | 700ml |
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度数 | 46.2% |
原材料 | シングルモルト |
カスク | ・アメリカンオーク ・オロロソシェリーカスク |
価格 | 定価:21,000円 相場:約85,000円 |
おすすめ9,スーパーノヴァ
アードベッグの伝説の1本と言われるほど人気の1本で、アードベッグ史上最高のピートと称されております。
アードベッグの銘柄全体を通して、ウイスキーの中でも1,2を争うほどのピートが、その中で史上最高のレベルというのは、非常に気になると思います。
2019年に限定で発売された1本ではあるものの、価格は常に高値で維持されており、2023年4月段階では約8~9万円は必要です。※お金ある方はぜひ
容量 | 700ml |
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度数 | 53.8% |
原材料 | シングルモルト |
カスク | ー |
価格 | 約8万円 |
おすすめ10,グルーヴス
2018年にアードベッグデイ限定に数量限定で発売された1本で、アードベッグ本来のスモーキーさに加え洋梨のメロウな感じも味わうことができます。
定価は1.2万円とアードベッグの限定品の中では比較的購入しやすい価格ではあるものの、相場では約5万円ほどとプレ値がつくほど高騰しています。
アードベッグでは珍しいワイン樽で熟成され、唯一無二の香りや味を感じることができますので、初心者からベテランの方までおすすめの1本です。
容量 | 700ml |
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度数 | 46% |
原材料 | シングルモルト |
カスク | ワイン樽 |
価格 | 定価:1.2万円(税別) 相場:約5万円 |
おすすめ11,アードコア
2022年にアードベッグデイ限定に発売した数量限定の一本で、アードコアな響きから付けられたウイスキーになります。
アードコアはブラックモルトというものが使用されており、220度以上で4時間焙煎された麦芽で、主にビールなどに使用されることが多い種類になります。
この影響からからアードベッグらしさは残しつつも、コーヒーやチョコレートと言ったコクの深みがあり、他のものとはさらに違う香りや味を感じることが可能です。
価格は、定価1.5万と限定らしさがありますが、相場では約3万円と2倍のプレ値が付いています。
容量 | 700ml |
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度数 | 46% |
原材料 | シングルモルト |
カスク | ー |
価格 | 定価:1.5万円(税別) 相場:約3万円 |
おすすめ12,25年:シングルモルト
アードベッグは、40年や30年の長熟成のものはあるものの、25年とオフィシャルの中ではかなりの長熟の1本です。
ボトルや箱から高級感があり、飾って見ているだけでも、違うお酒がめちゃ進みます。
香りは、アードベッグらしいピート香に長熟によるまろやかさや生クリーム、バニラのように甘く、爽やかなレモン、スパイシー感を感じることができます。
25年とレアなボトルで、価格も30万円ほどですので、なかなか飲めない1本ではあるものの是非機会がありましたら飲んでみてください。お金持ちはどうぞ…
容量 | 700ml |
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度数 | 46% |
原材料 | シングルモルト |
カスク | |
価格 | 約30万円 |
アードベッグのおすすめの飲み方
アードベッグは基本的にどの飲み方でも美味しく飲むことができまして、ストレートやロック、ハイボールなど何でもおすすめです。
しかし、それでは結局何が良いんだ?となると思いますので、筆者的に結論を言うと=ハイボールが1番と言えます。
これは個人差がありますし、アードベギャンの方からするとストレートが1番でしょう。
ですが、アードベッグ自体かなり個性があると思いますので、万人受けの飲み方としては”ハイボール”が間違いありません。
まとめ
アードベッグは上記で何度も言ったように個性が強く、好き嫌いが大きく分かれるウイスキーの銘柄と言えるでしょう。
筆者も初めて飲んだ際は、正露丸にそっくりで「くさっ!!」というのが第一印象で、こんなものが飲めるのか?と疑問にも思いました。
しかし、今では常飲酒の1種で普通に美味しく飲むことができる銘柄になっています。
ですので、はじめは色々な衝撃があるとは思いますが、5,6回飲み進めていくうちに慣れる?好きになる?、その点は明確ではありませんが飲めるはずです。
ぜひ、アードベッグを飲んでみたいと思いましたら、上記の中でも1,2,3を選べば間違いありません。※慣れれば、色々飲んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
他にも、お酒に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。