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【香川の日本酒】金陵とは?特徴・歴史・アクセス・おすすめ銘柄を徹底解説

おじさん
おじさん
金陵ってどんな日本酒なの?
おばさん
おばさん
特徴や歴史なども教えて欲しいの〜。

香川県を代表する日本酒ブランド「金陵(きんりょう)」は、金刀比羅宮の参道近くに蔵を構え、古くから地元の人々や参拝客に親しまれてきました。

瀬戸内の穏やかな気候、清らかな水、厳選された米を使い、伝統の技で醸し出される金陵は、すっきりとした飲み口と上品な香りが特徴です。

讃岐うどんや瀬戸内の魚介など郷土料理との相性も抜群で、香川観光の際には欠かせない存在でしょう。本記事では、金陵の特徴や歴史、アクセス方法、さらにはおすすめ銘柄までを詳しく解説します。

金陵はどんな日本酒?

金陵は、香川県仲多度郡琴平町を拠点とする日本酒ブランドで、讃岐の自然を活かした酒造りが特徴です。特筆すべきは「飲みやすさ」と「食との相性」。

穏やかな瀬戸内気候と清らかな水から生まれる酒は、軽やかで雑味がなく、料理を引き立てる存在として高い評価を得ています。香川名物の讃岐うどんや、瀬戸内海で獲れる新鮮な魚介類との相性は抜群。※詳しくは目次5で解説”

また、吟醸酒・純米酒・本醸造と幅広いラインナップが揃い、四季折々の限定酒も人気です。観光地・金刀比羅宮の参道沿いには試飲や展示が楽しめる施設もあり、観光と一緒に味わえる魅力的な日本酒ブランドとして全国に名を広めています。※コロナの影響もあるため試飲についてはご注意ください

金陵の歴史

金陵のルーツは江戸時代にまで遡ります。琴平の鶴羽屋に始まり、延宝8年(1680年)にはその名が記録に登場します。

やがて藍商を営んでいた西野家が寛政元年(1789年)に酒造株を買収し、本格的に酒造りを開始。西野家は万治元年(1658年)創業で藍の商いに端を発し、藍の隆盛と共に豪商「阿波大尽」と称されるほど繁栄しました。

大正期には酒造と化学品事業を分社化し、瓶詰工場や多度津工場を整備、近代的な酒造りへと発展。昭和57年(1982年)には西野金陵株式会社となり、現在も高松本社を拠点に「金陵」を育て続けています。

江戸期からこんぴら酒”として親しまれ、金刀比羅宮の御神酒でもある金陵は、230年以上にわたり品質一筋の伝統と技を守り続けています。

金陵の場所とアクセス

金陵の酒蔵は、香川県仲多度郡琴平町に位置しています。観光地として有名な「金刀比羅宮」の表参道近くにあるため、観光とセットで楽しむのに最適です。

アクセスは、JR琴平駅から徒歩約10分、高松空港からは車で約40分と便利です。さらに参道沿いには「金陵の郷」という観光施設があり、酒蔵見学や試飲、酒に関する展示を体験できます。

金陵のおすすめな日本酒銘柄

金陵はいろいろな日本酒、他酒類などを販売しており、結局金陵を味わうためにはどうしたらいいの?と悩んでしまいがちです。

ですので、ここでは金陵を知りたいと思う方におすすめな日本酒銘柄を3つ紹介します。

おすすめ1,煌 金陵 純米大吟醸酒

「煌 金陵 純米大吟醸酒」は、香川県琴平の老舗酒蔵・西野金陵が誇る純米大吟醸です。厳選した酒米を35%まで丹念に磨き上げ、清冽な多度津の水で仕込むことで、華やかな吟醸香と繊細で透明感のある味わいを実現しています。

口に含むと上品な果実の香りが広がり、やわらかな旨みとすっきりとした余韻が楽しめ、和食はもちろん洋食とも好相性。祝い事や贈答品にもふさわしい高級感を備え、まさに「煌」という名にふさわしい気品ある銘柄です。

<商品詳細>

銘柄名
度数 16度以上17度未満
精米歩合 35%
辛口

おすすめ2,濃藍 金陵 純米吟醸

「濃藍 金陵 純米吟醸」は、香川県・西野金陵が伝統の技で醸す純米吟醸酒です。名の通り深みのある藍色を思わせる濃厚さと力強さを特徴とし、しっかりとした米の旨みとふくらみを感じさせながらも、キレの良い後味で食中酒としても優れています。

香りは穏やかで落ち着きがあり、料理を引き立てるバランスの良さが魅力。讃岐の風土に育まれた清冽な仕込み水と吟味された酒米が生み出す味わいは、まさに金陵らしい上質な1本です。和食全般はもちろん、濃い味わいの料理にもよく合い、日常から特別な席まで幅広く楽しめるお酒です。

<商品詳細>

銘柄名 濃藍
度数 15度以上16度未満
精米歩合 58%
中口

おすすめ3,オリーブ純米吟醸

「瀬戸内オリーブ 金陵 純米吟醸」は、香川県特産のオリーブ酵母を用いて仕込まれた個性豊かな純米吟醸酒です。瀬戸内の穏やかな気候と風土に育まれたオリーブから生まれる酵母は、爽やかでやわらかな香りをもたらし、口当たりは軽やかでフルーティー。

米の旨みをしっかりと感じつつ、後味はすっきりとキレが良く、料理との相性も幅広いのが魅力です。特に魚介や野菜を中心とした和食、瀬戸内らしい食材との相性は抜群で、地元の風土と文化を映し出す1本になります。

<商品詳細>

銘柄名 瀬戸内オリーブ
度数 15度以上16度未満
精米歩合 58%
中口

金陵はうどんに合う日本酒を売っている

これはさすがうどんが有名な香川県に蔵を構えている企業だなと思うお酒で「うどんに合う酒」になります。

香川県の伝統蔵元・西野金陵が手がける「うどんに合う酒」は、その名の通り讃岐うどんとの相性を追求した純米酒です。米の旨味をしっかりと感じさせながらも、後味はすっきり軽やかで、出汁の風味を邪魔せずに引き立てるバランスが特徴です。

冷酒では清涼感が増してぶっかけうどんに、燗酒にすると旨味がふくらみ温かいうどんに寄り添うでしょう。

<商品詳細>

銘柄名 うどんに合う酒
度数 15度以上16度未満
精米歩合 70%
やや辛口
価格相場 2,200円程度※amazon

まとめ

金陵は、香川県を代表する日本酒ブランドとして、伝統と革新を兼ね備えた魅力を放っています。すっきりと飲みやすい味わいは郷土料理との相性も抜群で、観光土産や贈答用としても人気です。

歴史的には金刀比羅宮の信仰文化と共に歩み、今では国内外の日本酒ファンに広く親しまれています。アクセスも良好で観光と一緒に楽しめる点も魅力。香川の文化と自然を体感できる銘酒「金陵」を、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。

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